withコロナ時代の小さな会社の適応戦略-03初めての初対面オンライン・コンサル編

新型コロナウイルス感染症の影響に対して、地方の、小さな、BtoBサービスを提供する会社はどう適応したらよいのか、試行錯誤の記録を「withコロナ時代の小さな会社の適応戦略」というテーマで書き記すシリーズ。
▶最初はここから。
withコロナ時代の小さな会社の適応戦略-0

【目次】
1:「オンラインでしませんか?」
2:オンラインでのコンサルティング開催決定
3:オンライン・コンサル、事前の懸念点と対応策
4:やってみて、オンライン・コンサル行けます!
5:オンライン・セミナーもコンテンツ開発中です


1:「オンラインでしませんか?」
弊社にご用命くださる方には、中小企業支援機関の方々がいらっしゃいます。公的な立場から中小企業や小規模事業者のみなさんをご支援されている方々で、たとえば商工会議所や商工会、県の外郭団体、そして国だと中小機構(独立行政法人 中小企業基盤整備機構)などがそれにあたります。それら組織にはたいてい相談窓口があり、案件によって外部の専門家を紹介することもあり、中島にご依頼をいただく場合もあるのです。その場合お会いする事業者さんは初対面の方ばかりです。

具体的には、
中小企業基盤整備機構 経営支援アドバイザー
鹿児島県産業支援センター 登録専門家
鹿児島商工会議所 登録エキスパート
鹿児島県商工会連合会 登録エキスパート 等
として相談に応じることもあるのです。たいてい相談希望の事業者様の所に伺い、初対面で、直接お会いして、2~3時間のなかでご相談いただく課題が解決に向かう方向に機能的かつ情緒的な要素を含む面談を行うというイメージです。

3月下旬、とある組織の方からこのような相談対応のご依頼をいただき日時も決めておりましたが、先週、全国に緊急事態宣言が発令されまして、そういう環境下で従前のように対面で実施するというリスクが高まる手段を採るのは適切ではないと思い、ご依頼主の中小企業支援機関の方にご連絡いたしました。「この緊急事態宣言の中で今まで通りされますか?」

延期しようかという話もありましたが、コロナと共存というか、コロナに感染しないという注意を払いながらもビジネスを前に進めていくという方針も決めておりましたので、ご提案いたしました。「オンラインでしませんか?」

2:オンラインでのコンサルティング開催決定
中小企業支援機関の方はすぐに動いてくださり、すぐにオンラインでの開催可能の方針を確認してくださいました。私にとっては初対面の方と実施する初めてのオンライン・コンサルです(さすがに既知のお客様からのご依頼ではオンライン実施やってます)。そこから相談者の方のメールアドレスを伺い、オンライン会議開催の案内を送り、本日がその当日となりました。

こういうときに、迅速に環境に対応する方針を決定済だった中小企業支援機関もさすがです、速い! 特にこういう環境ではスピードは通常時以上に大切です。中小企業や小規模事業者支援の立場から柔軟に対応されていることに驚きました。また特に制約もなく、相談事業者と対応専門家である私をスムーズにつなぎ、連絡方法など必要条件をセットしてくださったこともありがたいことでした。しばしば行政や公的な機関は動きが遅いと言われることもありますが、今回のコロナに関しては相当迅速にかつ柔軟に考え策をとっていらっしゃると感じました。

3:オンライン・コンサル、事前の懸念点と対応策
オンラインでも実施可能なはずだ…とは感じていましたが、実際に開催する前にはこんなことを考えて準備しました。

①相談事業者さんのオンライン会議のご経験(慣れているかな?)
→オンライン会議はあまりご経験がないということで、冒頭でチャットの使い方やもしも音声が途絶えたりしたら、電話で代替することなど、ご説明しました。
→オンライン会議だからといってそこに固執するよりは、使える手段を柔軟に使っていこうという方針も決めました。

②信頼して正直なお話いただけるかどうか(ホントのホンネをお伺いしないと効果的な解決案をご提案できないので)
→いつもより声大きめ、声高め、しっかり話そう。そして特に最初はしっかり広角上げて見た目にわかる笑顔で。
→画面共有していると表情が見えにくいため、リアルだと伝わる頷きの代わりにしっかり声に出して相槌を打つ。

③目の前で資料を共有できないもどかしさが生まれないか?
→伺った内容はすべてPC上でメモしそれを画面共有。
→通常セミナーで使用しているスライドシートを準備、ビジュアル化してある資料を適宜使用する。

④その場でフローチャートを描いて視覚化できないが伝わりにくくならないか?
→その場でPC上でテキストや図を書きながら進め共有する。

⑤お互い集中力が途切れないか?
→今回は2時間、1時間たったらちゃんと休憩をとって画面から一度離れる
→20分セット☓6コーナーで組み立て、コーナーごとで話す人(相手or中島?)、話す内容を変えていく
→話す内容は多すぎないように絞るが、伝わりやすいように事例はストックの中から最適なものをご覧いただく

⑥途中で音声が切れたり、通信状況が悪くなってストレスフルにならないか?
・これはある意味致し方ないので、不調になったらすぐに切り替えよう
・もし不測の事態が発生し満足できない内容になったら、電話なりメールなりで事後のフォローをしっかりしよう

4:やってみて、オンライン・コンサル行けます!
実際やってみて・・・・オンライン・コンサルは相当高いレベルで対面コンサルの代替になると確信できました。リアルと対面という環境・プラットフォームの違いを事前に想定していたためか、想像よりも随分スムーズに、そして良い形で終われたと感じています。進める中で作成したメモは実施後にお渡ししましたが、最終的には話した内容を思い出していただくためにも、課題整理のためにもご利用いただけそうな内容になりました。

事前準備もかなり適切な内容だったと思われ、何事も「準備8割」と言われますが、今回もそうだったナー。ほんとうに何事も「準備8割」です。ライブで瞬発力を発揮できたのも、事前準備のおかげです。

また相談事業者様からは、実施後に課題の明確化ができやってみるという趣旨のメールもいただき、あくまで想像ではありますが、相談事業者様としても多少やお役に立てるものだったのではないかと推察しています。

最後にパソコン画面の写真を撮影したときの中島の顔が冒頭の写真で、こんな笑顔でクロージングできたというのは、悪くない内容だったことを示しているのではないかと、写真を見て思い返したところです。

5:オンライン・セミナーもコンテンツ開発中です
今回通常よりもかなり準備万端でオンライン・コンサルを実施してみて、現在開発中のオンライン・セミナーも、工夫次第で集合形式のリアル版と遜色ないものにできるかもしれないと考え始めました。何を話すか、ではなく、何をお持ち帰りいただくか、というゴール設定が明確であれば、オンラインなりの面白いセミナーも構築できそうだし、現在開発中のデザイン診断も組み込んでいけそうです。

今は対面やリアルな場は難しいことが多いですが、すべてとは言わなくともある程度までは「初めての方とも」オンラインで代替でき、もし不測があってもそれを補う方法も組み立てていける確信ができた初の公的なオンライン・コンサルでした。