おせち事情を調べてみた~9.18
1:調査のきっかけ

8月からお節の撮影をいくつか行っており、お節について久しぶりに本気で考えております。
私自身はここ数年年末は大晦日ぎりぎりまで旅行に行っており、おせちは最低限にしているので、世の中のおせち事情に疎いのが現状。
みなさんおせちをどこで調達して、誰と食べていらっしゃるのでしょう?
という素朴な疑問から始まったおせち調査です。
2:身近でのヒアリング
周囲の人々におせちをどうしているか、満足しているのかを聞いてみると。
「毎年実家から送られてく、親が送りたいみたい」
→なるほど家族の集まり、家族の象徴みたいな意味合いも持っているかも
「買ったものと自分で作るものを組み合わせてる」
→この方は「セットになったおせち」+「自分で作るもの」+「スーパーや百貨店で買ってきたもの」を組み合わせてました
「買うおせちは量が多いのよね、コアな5品6品でいいんだけど」
→品数が多い方がいいのかと思いきや、「黒豆、数の子など必須のものだけあれば、あとは作るし」とのこと。
「家族でおせちを囲むのがうちの正月」
→これも家族の象徴、家族をつなぐ役割のおせち発言です
などなどいろんな声が聞こえてきました。
有り方も要望もかなり多様、バラエイティがあります。これは数値データを押さえておく必要がありますね。
3:世の中のおせち調査
ということで定量調査を探してみました。探すといろいろありました。調査データは豊富です。
おせち市場規模は微増傾向の約860億円、1つのタイミングでこれだけの規模というのは食品市場では巨大な規模です。調査が多いのも納得。
ちなみにバレンタイン市場は1000億円超え、さすが。
2つの調査をご紹介します。
20251016「楽天市場」
2026年のおせちに関する意識調査と販売傾向を発表
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2025/1016_02.html
〇「少人数おせち」が伸長傾向。ユーザーの多様なニーズに合わせたおせちの需要も拡大
【調査結果サマリー】
・2026年のおせちは約6割が「一部手作り・一部購入」
・おせち選びの際は「味のおいしさ」「価格」「品目」を重視する傾向に
・2026年のおせちを食べる人数は、「3~4人」が5割以上、次いで「1~2人」が約3割
・「好きなものだけ」や「少人数向け」おせちに注目
【感想】
「3~4人が5割以上」が想像よりも多かったです。
世帯人数構成比からかなり減ってきているのではないかと思ってましたが、考えてみればお節は帰省したり家族親族集まって食べることが多いですもんね。
一方、世帯人数が1~2人の家ではおせち購入率がまだまだ小さい模様、今後大きくなっていく可能性ありそうです。
20250821「千趣会」
【おせちに関する調査レポート】2025年は約8割がおせちを食べたと回答、約5割がおせちを購入し、購入場所はネットショップが主流に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000329.000013288.html
【調査結果概要】
・2025年度、おせちを食べたと回答した人は全体の77%を占め、そのうち「購入した」人は51.7%
・購入先は1位ネットショップ、2位百貨店、3位スーパー ※複数回答、回答数の多い順
・ネットショップ主力商品である冷凍おせちを「購入したことがある」人は34.7%、うち76.7%が満足したと回答
・満足した理由、1位手軽で便利だった、2位美味しかった ※複数回答、回答数の多い順
・おせちを一緒に食べた人数は1~3人47.4%、4人以上52.5%
・おせち購入時に重要視するのは、1位料理内容、2位美味しいかどうか、3位価格 ※複数回答、回答数の多い順
・おせちを購入した価格帯は、1万円以上〜2万円未満48.8%、「1万円以上〜2万円未満」が理想の価格帯と回答した人は50.4%と、約半数を占める結果に
【感想】
つまり「4割がおせちを購入」しており「購入の中心はネットショップ」。
百貨店とスーパーの店舗数で考えると圧倒的にスーパーが多いのですが、おせち市場ではまだまだ百貨店が強いんですね。
冷凍おせち購入者3割強、通販会社ベルメゾンの会員へのネット調査なので、世の中全体を見れば、まだ1~2割程度かもしれません。
4:まとめ
他のデータを見ても、
〇ネット購入の増加
〇冷凍おせちの増加
〇少人数おせちの増加
〇肉だけ、お菓子だけおせちの増加
などおせち市場は時代に合わせて動いているようです。
スーパーと比較して百貨店ブランドが効いていることからも、「ハレの日市場」の代表格。
そのハレ感を「ネット購入で、冷凍で、少人数で」どうやってそのハレ感を具現化していくのかが鍵のように思えました。
たとえば、増えていると言っても少人数おせちはまだまだ少数。
「少人数でもおせちを買う」という意識は無いor薄いようです。
おせちには「家族の象徴」的なイメージもありそうですし、「少人数で買いたくなるおせち」にはまだ届いていないのかもしれません。