オンライン時代なのに
紙メディアを見直す意味とは?
WEBとリアルの役割が変わる!?=リアルの価値が上がる
これからは第一義にWEB上、オンライン上で伝達・接触することになるケースが増えることでしょう。
WEBを重要接点として設定しコンテンツを充実させることはビジネス上の最低条件。どんな会社でも本気で取り組むべき案件です。
そうなれば・・・恐らく・・・ほとんどの会社にとっては、WEB上で差別化すること、選んでもらうことは相当困難な状況となるでしょう。単にホームページを開設しただけでは差別化にならない、やっと横並びに追いついたという段階だからです。
WEB上でのビジネス環境は今よりも相当過酷なものとなります。WEB=「やって当たり前」なのです。
その時、何で差別化するのか。
これからの差別化戦略は「リアルが希少になること=リアルの価値が上がる」ことに目を向けるべきではないでしょうか。
「WEBの土壌化、リアルでの収穫」という仮説をもっています。
WEBの時代、紙のパンフレットに何の意味がある?
WEBではできない、紙というメディアができることとは何か。
視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚のうち、
▶WEB:視覚+(場合により聴覚)
▶紙メディア:視覚+触覚+(場合により聴覚)
が作用します。
網羅的な情報を掲載可能なWEBとは異なり、目的に沿ってシャープに編集され、パッケージ化された情報を届けることが得意なのは紙メディアです。
対面での商談・接客の機会は減少することが予想されています。そうであるならば、リアルな対面という場は成約・購入に非常に近い貴重なビジネスチャンスとして価値がアップするということになります。
対面で話しているときに、「それWEBに書いてありますから」というか、「こちらをご覧ください」と言えるかどうか。紙が得意な「ざっと見・ぱっと見」で商談時間の密度を上げられるかどうか。どちらがビジネス上の実りに近い行動かは自明のことだと思われます。
「対面でのコミュニケーション価値の向上」、これが紙メディアの役割です。
紙のパンフレットがWEBよりも得意なこと。
リアルな体験の減少を補う質感・手触りの活用
取引先の担当者・バイヤーさんも、消費者も、オンライン化の急激な進展で、リアルな体験が減っていきます。オンライン上での情報の価値は下がり一層のコモディティ化を迎えるでしょう。逆にリアルな体験の価値は上がっていきます。どんな形状でどんな質感の紙を使うか、どのような展開でストーリーを組むか。それ自体がコミュニケーション戦略の一要素なのです。
適切な情報だけを編集したパッケージ感
情報をいくらでもアップできるWEBは情報ストックするには最適なメディアです。一方で「欲しい情報にたどり着きにくい」という状況も生み出しています。ターゲット・場面に応じて情報を編集して届けることこそ、差別化要素になり得るのがウイズコロナ期です。
携帯・手渡し・閲覧しやすい形状
WEBはいつでも、どこからでもアクセスできますが、「ダンボールに同梱」はできません。モノが取引先に、消費者に届いた時に、モノの横にあって、モノに物語を与えることができるのは紙メディア、パンフレットに軍配が上がります。場面場面で最適なメディアを選択することが効果的です。
今こそ備えておきたい紙のパンフレット・メディア
- 【消費者向け】商品カタログ
- 【消費者向け】会社・ブランド通信
- 【消費者・法人向け】商品の使い方・楽しみ方パンフレット・レシピ集
- 【法人向け】会社案内
- 【法人向け】商品販売用パンフレット・POP・写真
通販・EC隆盛の今、モノと一緒に何を届けるのか。
通販において、注文した商品が届き箱を開ける瞬間は、もっとも気持ちが高まると言われています。
リアルな店頭での買い物がしにくい分、通販でモノが届いた時の嬉しさは、以前より一層増していくことでしょう。
そこでモノ+明細書だけを届けるのか。
それとも大切なブランド接点として構築するのか。
価格だけで選ばれるビジネスを続けるのか、価格以外の価値で選ばれるビジネスに変容していくのか、どちらを進みたいかの分かれ道となります。
ブランド化を目指すのであれば、やるべき道は一つです。