商工会・商工会議所で実施する
セミナー・相談・プログラム。
地元のお客様に愛されている事実を背景に事業拡大を図るために。
多くの小規模事業者・中小企業の方とお話して感じるのは、商品製造やサービス提供にほとんどの時間を割いていらっしゃるということです。
つまり「作る」ことが事業活動の中心であるということです。
地元で知られ、地元の住民数・お客様数が増えている時代はそれで十分なのですが、残念ながら今はそういう時代ではありません。地元地域の住民数は減り、ナショナルカンパニーは日本隅々にまで事業領域を広げている・・・そういう時代です。
そんな時代に必要なのは、そもそも「その事業者さんやその商品を知っている人はどのくらいいるのか?」という観点です。
商品やサービスは今のままでも知っている人=認知者が増えれば、そのままお客様数は増え売上も増えていくはずです。実際、右肩下がりの店舗が地元でのPRの活動を地道ながらも始めたら集客数が増えた例は多くあります。
そして地元での認知だけでは不十分な段階になったら・・・新しい事業や商品を開発して地元のお客様からの顧客単価を増やすか、隣町や一気に都市圏を視野に入れて顧客数を増やすか・・・。
そんな風に考えていくと、打ち手は増えていくものです。
初対面の事業者さんとオンライン・エキスパート相談してみたら。
リモートワークもオンライン会議も、これまでのリアルでのコミュニケーションの蓄積が物をいうと言われています。つまり直接対面で築いた人間関係資産があるから、リモートワーク化が可能である、という意味です。
その蓄積がない、初めて会う事業者さんとのオンライン個別相談を2020年4月上旬から実施していますが、これまでテーブルについて対面で行っていた個別相談については、オンラインでほぼ代替可能という感触を得ています。
しかもオンラインだと移動時間がないため、打診されて早期の日程設定が可能。スピードが価値を持つ時代には、すぐ実施できるオンライン相談は役立つものになりそうです。
代替しにくいのは、たとえば生産・製造現場の視察にもとづくアドバイスや、その場で手取り足取り何かの方法を指導するようなこと。
それらも代替しにくいのであって、代替できないのではありません。リアル実施の7~8割の代替は可能だという感触を得ています。
これから仕事も生活も急速にオンライン化が進むと考えられます。バイヤーや消費者とオンラインで話ながら商談が進む、購買を進めることが当たり前になるでしょう。
STUDIO Kでは事業者さんのコミュニケーションのオンライン化支援も行っています。
もちろん、気兼ねなく安心して直接お会いできると、それが一番うれしいことなのですが・・・。
商工会・商工会議所様で実施した
これまでの支援プログラム
セミナー・研修講師【会場・オンライン開催】
テーマは販路開拓、販売促進、ブランド化、商品・サービス開発など。対象者は域内事業者や経営指導員の方。
個別相談【会場・オンライン開催】
域内事業者の個別課題について、経営状況や商品・サービスの強み弱みを踏まえた経営分析および課題解決提案。
伴走型事業プログラム【会場・オンライン開催】
商品・サービス開発や販路開拓をテーマとしてプログラム編成から講師まで担当。
事例:「販路開拓計画策定から超ローカル商談会開催」かのや市商工会様
もしものための、オンライン開催のポイント
- 参加者にパソコンかスマホどちらでの参加か事前に確認
- パソコンでの参加の方は、WEBカメラとマイクの有無や稼働を確認
- 当日はプログラム開催15~30分前からオンライン会場オープン、入場ごとに参加者の映像・音声の稼働状況をチェック
- セミナー・個別相談・プログラム、いずれの場合も、会場でのリアル開催とはコンテンツをオンライン向けに再編
- オンライン開催だけで100%を満たそうとせず、不足については別の手段で補う
大切にしているのは、
事業者さんごとの強みを見つけ出すこと、
心から応援すること。
地元の人口が減り、空き家が増え、店舗が廃業・撤退し・・・という状況になると、どうしても(もう、うちはダメだ)(これ以上できることはない)という思考になりがちです。
しかしその地域で事業を営んできたという事実をしっかりと深堀りすれば、必ずどこかに強みや魅力があるはずです。
強みや魅力がないから厳しい状況になっているのではなく、強みや魅力が伝わっていないから厳しくなっていることが多いのです。
だから丁寧にお話を伺います。お店や事務所に伺います。それぞれの事業者さんの良さを見つけ出すことに全力を注ぎます。
これまでの経験で、その顕在化していない強みや魅力をデザインで見える化すると、事業者さんは「ずっとこうやって言いたかった、伝えたかったんです。なぜそれがわかったんですか?」と仰っしゃいます。私たちにとってもとても嬉しい瞬間です。
もしも「伝えること」に取り組んでいなかったり、過去に取り組んだ時の方法が間違っていたのだとしたら、業績改善のために、まだ、できることがあります。ぜひご相談くださいませ。