デザイナーと会う前に考えておきたいことは?

デザイナーと会う前に考えておきたいことは?

デザイン案件の説明=オリエンテーション

デザイン開発の目的や背景を伝える場面を「オリエンテーション(略してオリエン)」と言い、その情報をまとめたものをオリエンテーション・シートと言います。

オリエンテーションはデザイン開発の狙いや製作上の条件、 スケジュールなどをデザイナーに伝えるだけでなく、デザイナー側もデザインにあたって必要な情報を企業側に尋ね、相互で方向性を検討・確認し、ゴール設定と情報の共有を図ることが目的です。

より良いオリエンテーションはより良いデザイン開発に直結します。

口頭での依頼は伝達情報が漏れたり、後工程でのトラブルのもとになりがちです。デザインを依頼する時はキーワードのメモレベルでもよいので、 関係情報を集め検討し書面に落としておきましょう。

1:どこまで依頼する?

企業のロゴマークだけを依頼するのか。
それを使った会社案内や名刺・封筒までデザインするのか。
会社案内と同時に公式WEBサイトまでデザインするのか。

どの範囲の何を依頼するのかを明確にしておきましょう。

2:まずは見積を!

依頼範囲や条件を設定しデザイナーに見積もりを依頼します。

デザイナーにより見積書の費用項目やそれが意味する内容が異なるため、不明な点は項目ごとに具体的に内容確認することがトラブルを防ぐポイントとなります。

3:どの形でいつまでに納品する?

デザインデータのみを指定する先(印刷会社など)に納品してもらう場合と、デザイナーに印刷まで手配してもらい、パッケージや印刷物など できあがりの状態で納品する場合があります。

どこまでをいつまでに納品するか。

仕事の範囲と〆切があいまいだと、後々不満足なまま支払いをするような事態につながってしまいます。

4:契約書は結ぶべき?

依頼に何を含むのかを契約書で明確にでき、お互い安心して進めることができます。

逆に現在のような状況において、基本的な条件をまとめた基本契約書のようなものを準備していないデザイナー・デザイン会社は、ビジネス的な取引に不慣れであると言うこともできます。

依頼内容、納期、デザイン料や支払時期の他、秘密保持や製作物・写真・ロゴなど権利の帰属、その後の使用とその料金なども話し合っておきましょう。

5:支払方法は?

デザイナー・デザイン会社により、案件により、支払方法は複数の考え方があります。

1)納品完了時に一括支払い
2)着手時と納品時に半分ずつ
3)区切りごとの分割支払い
4)商品の売上金額の一部を一定率で支払うロイヤルティ方式
などがあります。

また企画会議に参加してもらう場合は、回数などの基準で支払うと双方変な負担や遠慮なく、実り有る企画検討を進めることができます。

6:オリエンテーション・シート

オリエンテーション・シートのフォーマット及び記入例は下記からダウンロードできます。
デザイナー・デザイン会社との打合せの前に、できるところまででもぜひ記入しておいてご利用ください。

【オリエンテーション・シート】
必要な方はこちらからダウンロードしてメモ代わりにご利用ください。空欄があっても大丈夫!

執筆者 中島 秋津子

執筆者中島 秋津子

◯会社と地域の“伝える”専門デザイン会社・株式会社STUDIO Kの代表取締役。

◯自身のベースはマーケティング。20年以上にわたる幅広いジャンル*でのデザイン開発と、2000社の“伝わらない”というリアルなコミュニケーション課題に取り組んできた経験を持つ。

◯中小企業や小規模事業者の「伝える力」強化による経営・事業インパクト創出、販路拡大を得意とし、セミナーなど講演経験多数。

※幅広いジャンル*=グラフィック、プロダクト、WEB、アパレル、雑貨等

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