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久々リアルセミナー続き、ロングセラー商品のデザインを振り返った9.27&10.4w

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1:奄美大島瀬戸内町~展示会での伝え方・デザインセミナー
2:大隅の魅力を県庁職員の方に紹介した戦略デザインと魅力紹介セミナー
3:デザインの話~ブルガリアヨーグルトのパッケージ
4:美味メモ~スパイスでカレーをデザインしたSPICE MAFIA

◎鹿児島のデザイン&マーケティング事務所STUDIO Kの週刊ジャーナルです。食のデザインやマーケティング、ブランディングから生産・製造・販売などの情報や活動記録について、これまでのメルマガをブログに移行しつつお届けします。

1:奄美大島瀬戸内町~展示会での伝え方・デザインセミナー

奄美大島 瀬戸内町 古仁屋港

加計呂麻島を対岸にあおぐ古仁屋港、奄美大島瀬戸内町に展示会や商談における企業・商品情報の伝え方・デザインセミナーで伺ってきました。

昨年に続いて2年め、瀬戸内町から島外・県外に向けて販路を拡大しようとされる事業者さんたちに、情報発信のデザイン・視覚活用のポイントについてセミナーと個別相談というプログラムです。

屋久島や奄美、そして与論などの観光に強い離島はコロナの影響大。そんな中でも安定的に地域や距離を超えられるプロダクトを商談ベースに乗せていくには、ストーリーが大切とか、目立つパッケージがいるとか、いろんなノウハウめいたことが言われますが、そのすべては「視覚をどう活用するか=戦略的デザイン」にかかっています。

ビジュアルが大事だと言っても、どこにでもある写真をわざわざ撮影してもあまり効果がでないもの・・・写真一つ、展示方法一つで、大切に作り上げた商品の魅力を存分にお伝えいただきたいと願っています。

11月の展示会にみなさんご出展ということで、その場でどのような出会いと商談をデザインしていただけるか、今から楽しみです。

2:県庁職員の方に大隅観光の戦略デザインと魅力紹介セミナー

3年間、大隅の観光的な魅力を伝えるプロジェクトを担当させていただいた鹿児島県大隅地域振興局さん主催の、今年度新しく着任された職員の方に向けたセミナー講師で鹿屋に伺いました。

県内各地を定期的に移動される県庁職員の方が、赴任地において地域を知り、地域と交わるきっかけやアンテナを育んでほしいというのがご依頼の趣旨。コロナ禍では入社・転勤した社員がお客様になかなか会う機会がなく馴染みにくいなどの課題が顕在化していますが、そのような面もあるのかもしれません。

3年間取り組んだ大隅アクティビティ観光の戦略デザイン=佐多岬のポジショニングのお話と、大隅各地・各食などのスポットのご紹介をさせていただきました。

3:デザインの話~ブルガリアヨーグルトのパッケージ

セミナー受講者の経営者の方から、60年近いロングセラー商品のパッケージ・デザインのリニューアルに関するご相談をいただき、以前、セミナーでお招きした日本を代表するパッケージ・デザイナーであるフミ・ササダさんからご紹介いただいた、明治ブルガリア・ヨーグルトを思い出しました。

1971年の発売以来50年、そのパッケージデザインはマイナーチェンジを30回近く重ねてるんです。

いわく「時代により人の感性が変わる。たとえば新鮮だと思う表現、魅力だと思う表現も変わる。しかし固定ファンがついている定番商品はパッケージを大きく変えることはできない。だから、同じ印象という範囲内で少しずつマイナーチェンジを繰り返していく。それをしないと次第に古びたものに見えてくる」とのこと。

商品の内容をマイナーチェンジするのと同様、パッケージデザインも時代に沿っていくことが、「時代遅れ」にならず、ロングセラー商品を支える支柱になっているのです。既存商品のパッケージ・デザインのリニューアルは、100%切り替えたよい場合、時代に合わせたリファインが必要な場合など最初の診断が重要、間違えてはいけないので、こちら側もかなり慎重に検討します。

下記のHPで発売当初から現在までのパッケージデザインの変遷がわかります。開発は大阪万博がきっかけなんですね!

HP:明治ブルガリア・ヨーグルトの歴史

4:美味メモ~スパイスでカレーをデザインしたSPICE MAFIA

SPICE MAFIA奄美大島 古仁屋

昨年に続き2回目のSPICE MAFIAさんです。奄美の瀬戸内町、古仁屋港の近くにあって、スパイスカレー好きな方にはぜひ!とオススメしたい。スイーツにも力をいれていらっしゃり、チーズケーキは絶品♪

この香りのバランス、五味の調和、スパイスを感じるけどうるさくない…上質なスパイスカレーです。

奄美に行く機会があれば、ぜひ瀬戸内町や加計呂麻にも足を伸ばしていただいてSPICE MAFIAさんでスパイスの魔力に身を委ねてみてください。