食品の展示会と売場巡りの2.13&2.20w
1:スーパーマーケットトレードショーとギフトショー
2:東京のアンテナショップ・スーパー・百貨店
3:日々雑感~ニッチマーケットは地方で成立するのか
◎鹿児島のデザイン&マーケティング事務所STUDIO Kの定期ジャーナルです。地域や会社、食のデザインやマーケティング、ブランディングから生産・製造・販売などのニュースや活動記録についてお届けします。
1:スーパーマーケットトレードショーとギフトショー
同じ2月15~17日に、幕張メッセで開催されたスーパーマーケット・トレードショーと、東京ビッグサイトで開催されたギフトショー、2つの展示会に行ってきました。
一番嬉しかったのは、コロナ前と同じような活気があったこと。コロナのときは出展者数も来場者数も少なかったので、マスク着用など気を付けながらも通常モードの会場は、ほんとうにうれしく感じられました。
各都道府県、そして各会社さんも、工夫を凝らした商品を紹介されたり、展示ブースの設えも新しいスタイルがあったり。
鹿児島や九州のお客様や顔なじみの方たちとお会いして、短時間ながらも情報交換できました。
2:東京のアンテナショップ・スーパー・百貨店
展示会の間には銀座・新宿・笹塚・六本木・表参道・浅草などの売場巡り。
こちらもぐいっと変わってます。コロナ禍での店舗や商品の入れ替わり、空気もなんとなく華やかな感じもあり、展示会の様子と合わせ、商品ブランドの組み立て、パッケージデザインの在り方など、これまでとは違う変化の兆しがあります。
一言でいうと「商品価値にしめるコンセプトの割合の拡大」でしょうか。頭でっかちになりす。ぎない、ぎりぎりの所を、上手に商品化しているなあ…と。ということで、ここのところ「新ローカル・ブランディング」について考えているところです。
3:日々雑感~ニッチマーケットは地方で成立するのか
今回は前々から狙っていた飲食店にも訪問しました。どちらもマーケットとしてはニッチ、その分、来店者には何かしらの共通項があり、店内が快活、明るいムードが漂って、居心地がよい場でした。「喜んでくれる人にご利用いただく」ことが、満足度に大きく影響していました。
1)ワールド・ブレックファースト・オールデイ
世界の朝食を一日中提供するカフェ。現在都内に3店舗あります。台湾・イギリス等の定番朝食のほかに、2か月ごとに各国の朝食を提供しており、ちょうどフィンランドの朝食のタイミング。
席はネットで予約でき、待つことなく入店。店員さんの説明のほか、フィンランドの食事情と朝食を説明したかわいいパンフレットもあり、食べるだけではなく知る楽しみもありました。海外の旅行者も数組。
5年くらいまえから朝食に力を入れるお店が都心で増えてきましたが、鹿児島はまだまだ・・・。
2)ガチ中華
日本人の味に合わせていない、本場の中華の味を提供するお店の増えています。街中華という言葉に対比させて、「ガチ中華」と呼ばれるジャンル。
風味豊かを超えたスパイス強め、パクチーバリバリ、羊肉など、ここ数年話題になっている食トレンドの要素がすべて詰まっていますね。
どの店もあらゆる世代の人たちが来店しており、世代性別等関係ない、「好きな人、価値観が同じ人」が集っている様子がよくわかりました。