食の変化からわさびのトレンドを考えた8.21&8.28w
1:山形屋さん催事で見つけた鹿児島の新弁当
2:わさびのトレンド
3:日々雑感~読書の時間
1:山形屋さん催事で見つけた鹿児島の新弁当
お盆明けから開催された山形屋さんの催事は鹿児島特集。
お世話になっているお客様も多く出展されているのでご挨拶まわりに伺ってきました。
持ちきれないほどおいしいものを買ってきましたが、今回注目したのはこの2つの新しいお弁当。
黒豚・黒牛という鹿児島が誇る畜産二大ブランドをメイン食材として使いつつ、仕上りが非常によくまとまっていました。
こちらは、霧島市の「鹿児島ラーメン」さんの「黒豚チャーシュー丼弁当」。黒豚チャーシューがジューシーで厚みも噛み応えがあり、ごはんにもぴったりマッチ。
厚さ3cmを超える厚焼玉子と牛肉しぐれ煮、紫キャベツのマリネを箸休めとしてよい仕事をしていました。
ワサビが付いているのもにくいポイントで、脂っけがちょっと苦手な方も食べやすくなります。
こちらは南九州市川辺の「季膳 功」さんの「かわなべ牛リブロース焼肉弁用」。さすがかわなべ牛~!
料理屋さんのお弁当らしく、付け合わせがにくいほどおいしかった!牛肉も厚みがしっかりしつつごはんになじむすばらしさ。
両方ともお弁当としての一番の使命「ごはんに合う」と「主菜・副菜・ごはんのバランスが良い」をしっかり満たしていて、これまで今一つひいきのお弁当が見つけられなかったので、嬉しい発見でした。
こういう本格的なお弁当等、催事だけでなく常時、予約制で購入できるようになると、その地に行く価値も増えるのではないかと思った催事でした。
2:わさびのトレンド
上記の黒豚チャーシュー丼にもついていたわさびですが、最近は「ツーンとする成分がちょっと強めのもの」が人気になっているようです。
というのも肉の食べ方が多様化していて、焼肉でも、いわゆる焼肉のタレ+わさび醤油+塩が基本ラインナップされている焼肉屋さんも増えているとのこと。
いわゆる「味変」手段の1つであり、もう一つは「部位ごとの味わいを楽しむ」ほどの経験値が上がってきていることがあると聞きました。
スパイス使いが本格的な料理も増えていることから、ハーブやスパイス・わさびなど香辛料全般の使用量や求められる風味も変わってきていると考えられます。
加工品も飲食メニューでもこの香辛料の風味調整の重要性は増していきそうです。
写真はナショナルブランド製品の中で一番「ツーン」とするハウスさんのおろし生わさび。お好きな方にはお勧めします。
3:日々雑感~読書の時間
7月下旬からのオンライン会議の嵐の真っただ中におり、朝から晩まで話しているが誰にも会っていないという日々が続いております。
なのでまったく違うことで気分転換を図りたいと、コンパクトな新書をスキマ時間に読んでいます。
左の『目的への抵抗』國分功一郎著。「自由は目的を超える」という刺激的なキャッチコピーが付いたこの本。目的に縛られ過ぎて失っていることがあるのでは?ではどう考える?を哲学的にアプローチ。
右の『言語の本質』今井むつみ/秋田喜美著。なぜ言葉が必要なのか。言葉をどうやって獲得するのか、AIとヒトの言語獲得の違いは?等のテーマに、認知科学者と言語学者が迫る内容。WEB・SNS・IT・AIなど言語の使用領域と使用量が激変している今にぴったりな本。
2冊ともオススメです。