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食品値上げとデザイン~8.20

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1:食品値上げの理由~パッケージデザインの役割
2:藝大式 美術の"ミカタ"展とデザインの構造

1:食品値上げの理由~パッケージデザインの役割

こちらの記事では、帝国データバンクの食品主要195社の価格変更動向調査を確認できます。

【今年最多】9月は値上げラッシュ…4500品目超、前年比3.1倍 8月中に買っておくべきものリスト

これでみると値上げ要因は下記の通り。
1位 原材料高  91%
2位 物流費   65%
   包装資材  64%
   エネルギー 64%
5位 人件費   52%

すぐには解決が見えない要因ばかりで、食品製造には非常に厳しい状況が続きます。

弊社でできることは、1つ目に効率的で効果的な包材の検討、2つ目が価値に納得いただけるデザイン設計。

「安価」が売りではないすべての商品は、価格に対しての価値を見える化すること、一瞬で伝えきることがより一層求められていると実感しています。見た目の飾りデザインは不要です。

いっそう知恵を絞っていかねば。

2:藝大式 美術の"ミカタ"展とデザインの構造

出張の合間に東京藝術大学の大学美術館で開催されている特別展を観てきました。

・藝大で美術を学ぶ方法を知る
・美術作品の修復や保存の方法およびその習得方法を知る
・美術の鑑賞をインタラクティブにする方法を知る
・調査により世界を広げる方法やその試みを知る

藝大が美術の本丸およびその周辺において行っている活動の中から12のテーマが紹介されておりました。

例えばこの写真は「古い絵の模写」、細微を見分け具現化する方法の紹介。

とにかく細やか。1日で500円玉大の面積しか模写できないらしい。

「ていねいに視る」という言葉の解像度があがりました。

模写に対して「模刻」という言葉も学びました、模写の彫刻版です。

たとえば仏像修理において独自の方法を提唱した岡倉天心は、構造そのものを調査し深く理解したうえで、劣化を食い止める最小限の保存処理を目指したんだそう。

「構造がわからないと新作も修復もできない」

表面的な見え面の話ではなく、思想的・技術的骨格をとらえたうえで行うという話には非常に感銘を受けました。

デザインだと「見え面」の話に終始してしまいがち・・・。

弊社では構造レベルの奥深くから取り組むことを基本としておりますので、改めてそのスタンスに思いを致した次第です。