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年度末雑感2「採用求人の情報戦略」

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昨日に続き、年度末雑感の後編です。

2:増える人財確保のための「採用の情報デザイン」
動画と同時に、この一年で一気に増えたのが、新しいスタッフ・従業員とのコミュニケーションを戦略的に行うためのコミュニケーション・プランです。人手不足だとか、さらには人手不足倒産だとかいう話題を聞くことが増えていますが、課題の大きさを体感しているところ。

処遇の設計やら定着計画やらいろんな課題があるのですが、弊社がお手伝いできるのは、より適切に会社に眠る情報を見える化して伝えること。課題により、パンフレットの場合も、WEBの場合も、イベントの場合も色々形はありますが、会社のことを伝えることを「ほぼしたことが無い」という企業さんが多いのにも驚愕しています。ということで、つまりは会社案内リニューアルから専用パンフレット、WEBのリニューアル、合同説明会の出展方法リニューアルなど、大リニューアル大会みたいな感じです。

時代は大きく変わっていて、求職者の方の周りには「募集情報」が溢れまくっています。どちらかというと「溢れた情報におぼれかかっている」こともあるようです。伝える相手も伝える内容もよりシャープに、独自性をもって設計をする必要性がずんずんと大きくなっているようです。

弊社の得意分野の食品パッケージデザインでは「食べたらわかる」時代は終わった、今は「わかったら欲しくなる」時代です、というお話をさせていただくことが多いのですが、採用・求人計画でも同じことが言えます。

「出したら来る」時代は終わった、今は「わかったら知りたくなる」時代です。いわゆる「親ブロック・夫ブロック・嫁ブロック」のことを考えても、採用のための情報デザインの必然性は高まる一方のようです。

とてもおもしろいのは、「パッケージデザイン」と「採用求人の情報発信デザイン」のコミュニケーション設計・戦略の組み立て方はほんとうに同じなんです。もちろん場所やメディアは異なりますが、戦略設計の構造は本当に同じ。そしてお客様の動きを見ていても、「販売上手は採用上手」だな、情報戦略の重要性がわかっていて、その取扱を戦略的に行っている会社は、商品の販売も人財の採用も両方上手なんですね。

情報による対外的コミュニケーションを経営の味方につける=経営要素化することの重要性は高まる一方です。