パッケージ・デザインのニュースと通行量調査の8.23w

１：注目のパッケージ・デザイン
２：美味メモ～「このはな」さんのレモンパイ
３：今週のひとりごと～通行量調査

◎鹿児島のデザイン＆マーケティング事務所STUDIO Kの週刊ジャーナルです。食のデザインやマーケティング、ブランディングから生産・製造・販売などの情報や活動記録について、これまでのメルマガをブログに移行しつつお届けします。

1：注目のパッケージ・デザイン

今週、デザイン関連で話題になっていたのは、大人用紙パンツ「アテント」のパッケージデザインです。

「かくさないパッケージをつくろう」というプロジェクトから生まれた新デザイン商品。介護していることを知られたくない・・・紙パンツを買っても隠したい・・・そんな利用者の声から始まり、「かくさず堂々と持ち歩けるパッケージ」が誕生したという話題です。

こういう時に単純に「何の商品かわからない超シンプルにする」「利用者が好きそうなかわいい/おしゃれなデザインにする」という方法がとられがちですが、このアテントは購入時・利用時に必要な商品特性もきちんと伝え、「隠さずに済んで戸惑いもない」パッケージになっています。

お客様の反応を見るためか、初期は限定数として応募購入のスタイルをとっていらっしゃいます。今週は他にもデザイン・ブランド・マーケティング界隈の興味深いニュースが続いた週でした。こちらは追ってご紹介いたします。

▶アテントさんのお取り組み、詳しくは下記のリンク先からご覧ください。

https://www.elleair.jp/attento/talk/new-package/

２：美味メモ～「このはな」さんのレモンパイ

ここ数年レモンケーキが人気スイーツになっていますが、これはレモンパイ。鹿児島市吉野にある「このはな」さんで夏の時期だけ登場します。

レモンが爽やかでクリームも軽く夏にちょうどよいケーキ。なぜかレモンパイをラインナップしているケーキ屋さんは少ないので、毎年夏になるとありがたく思いながら「このはな」さんに通っています。

今年はまだあるかな・・・？

３：今週のひとりごと～通行量調査

数取器を手にしての通行量調査。社員やアルバイトさんなどに任せたら？とも言われますが、通行量調査の一番の利点は、「お客様になる人」と「通るだけの人」のストックが、数取器のカチカチという音の分だけお客様の実例画像ファイルが脳内に積み上がっていくこと。なのでこのあたりは全部でなくても一部は必ず自分でやっておきたいところなのです。

この実例画像ファイルが有ると無しでは、調査数値みても意見のコメントみても、そこから読み取れる意味が変わるし情報量が増えていきます。描くペルソナの確実性が格段に増します。（売場を行ったり来たりしながら商品の着目のされ方、検討のされ方、買われ方を確認するのも同じ理由です。）

大学生のときにアルバイトでやった通行量調査はすぐに飽きてしまい時間が経つのが待ち遠しいものでしたが、事業プランのために行う通行量調査は、こんな理由で非常におもしろい業務。

ということで、今週は相当な量のデータとお客様の生の声、そして現場になっての自身の直感を組合せて、大きな仮説出し・方向出しといった、マーケティングのプランニング段階に没頭した一週間でした。