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オンラインセミナーや展示商談会シーズンの準備が進む9.6w

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1:食品系展示・商談会に向けた準備が本格化
2:屋久島とつないでのオンラインセミナー
3:美味メモ~凛丹 一壺坊さんの紹興酒のプリン
4:今週のひとりごと~強くてうまい!ローカル飲食チェーン

◎鹿児島のデザイン&マーケティング事務所STUDIO Kの週刊ジャーナルです。食のデザインやマーケティング、ブランディングから生産・製造・販売などの情報や活動記録について、これまでのメルマガをブログに移行しつつお届けします。

1:食品系展示・商談会に向けた準備が本格化

食の展示会

小売向け食品展示会は11~3月がオンシーズン。ということで9月になって展示会出展に向けた準備が本格化しています。

昨年のシーズンはコロナ禍での初シーズンということで、開催するかどうか、開催する時の感染症対策など、直前まで予断を許さない状況。ですが今年は2年目ということで、コロナ禍を前提とした開催フォーマットになっていることを感じます。

この状況の中、どのように提案するか。会いたいバイヤーさんにどんな方法で自社ブースに立ち寄っていただくか。コロナ前とは違う組み立てが必要だと感じています。

例えば、アクリルパネルを立てるとか立てないとか、そういう感染症対策を超えて、コロナ禍の行動制限が人々に与えた影響・気持ち、買い物の短時間化、都市圏でのテレワーク対応・・・変動要素を一つずつ検討して反映することが求められています。

よく言われる「「コロナ禍で人の行動は制限されるがモノは動けるー」。この原則を効果的に活用する視点がポイントになりそうです。

2:屋久島とつないでのオンラインセミナー

オンラインセミナー

「商品開発」と「販路開拓」をテーマとしたオンライン事例セミナーのコーディネートを行いました。事例をご紹介いただいたのは屋久島からオンライン登壇の屋久島ヴィータキッチンさんです。

屋久島という離島において、最初はレストラン、そこから島内で販売するお土産類、ついで島外で販売するための冷凍パスタ商品と事業のエリアと幅を増やしていらっしゃいました。

2009年のレストランオープンからの年表を見せていただきましたが、毎年少しずつ新しいことに着手してそれを数年1単位のような形で確立。

1食あたり1700円前後というパスタ商品開発のきっかけとなった百貨店バイヤーさんとのご縁がめぐりめぐって実現したのも、粘り強いお取り組みの成果と大いに納得したお話でした。

3:美味メモ~凛丹 一壺坊さんの紹興酒のプリン

女性に人気の高い天文館の「凛丹 一壺坊」さん。スパイスやハーブが効いた中華料理が人気ですが、デザートの美味しさも人気の秘密のようです。

これは紹興酒を使ったソースをかけたプリン。確かに紹興酒を感じるソースで、中華コースの締めくくりにぴったりです。

最後に供されるデザートの評価が高いお店は、その前の流れも評価が高いことが多いのですよ・・・。終わりよければすべてよし、というより、終わり良いならすべてよし、ではないかと思わせてくれると知人が言っておりました。デザートとしての一番人気はたぶん杏仁豆腐。

落ち着いて外食できるようになったらどうぞ。

4:今週のひとりごと~強くてうまい!ローカル飲食チェーン

県内の移動のさいに読んだ一冊。「ローカルチェーン」という呼び方に惹かれました。

著者はケンミンショーのリサーチャーだった方で、大阪の「551HORAI」や熊本の「おべんとうのヒライ」など7チェーンについて、各社社長へのインタビューを含めて紹介されています。

非常に面白かったのは「事業エリアの考え方」。美味しさの担保できるエリアで、地元シェアの◯割など考え方はいろいろですが、それぞれが明確に「事業エリア」を設定・検討されています。ナショナルチェーンとの関係性にもそれぞれの経営哲学があり、地場にしっかりと根をはる会社の強さの源泉を感じる各社社長の発言には目を見張りました。

レストランメニューと違い、生鮮食品や加工食品などの「モノ」はどこまででも移動できますが、「とにかく広く」ではない、自社独自のエリア設定が必要になるのではないかと、モノに置き換えながら読みました。最近読んでる本の中では格段に読みやすかったのも◎。