人の意識変化と地域の価値を考えた10.17&10.24w
◎鹿児島のデザイン&マーケティング事務所STUDIO Kの定期ジャーナルです。地域や会社、食のデザインやマーケティング、ブランディングから生産・製造・販売などのニュースや活動記録についてお届けします。
1:生活者の意識の変化をつかむために
2:さつまいもの日の取材
3:錦江湾の価値を知る
1:生活者の意識の変化をつかむために
博報堂生活総合研究所が行う長期時系列調査が30周年ということで、その結果が発表されています。プレスリリースでは今年「最高もしくは最低」をマークした項目が紹介されています。
消費関係でいくと
「自分へのごほうびとして自分にプレゼントを買ったことがある」
「ものを買う時、ピンとくる・こないという感覚で判断して決める」
は過去最高をマークしており、
「お歳暮は毎年欠かさず贈っている」
「服装は個性を発揮するための手段の一つだと思う」
は過去最低をマーク。
グラフを見ると上昇傾向・減少傾向がはっきりとわかり、「わかっちゃいるけど、こうやって数値化・グラフ化されたら、もう認めざるを得ない!」という大きな流れが確認できるのでおすすめです。
生活定点1992-2022最新調査結果リリースはこちらから。
→https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/seikatsu-teiten2022-release.pdf
2:さつまいもの日の取材
天文館にあるかごしま特産品市場・かご市のPRを担当させていただいておりますが、今月さつまいもをテーマとする取材を2件していただきました。
さつまいもの日10月13日に絡めてさつまいもを使った特産品の動向をご紹介するリリースですが、KKBさんはさつまいもの基腐病などさつまいも全般の話題として、MBCさんはさつまいも菓子の売れ行き好調というテーマとして、夕方ニュースでご紹介いただきました。
同じテーマで複数メディアさんから取材をいただくと、色々な使われ方があるものだと実感でき、情報発信側として大変勉強になりました。
3:錦江湾の価値を知る
ポタジェファムという女性農業者と関連事業者さんのグループがあり、次世代に鹿児島の農や食の魅力を発信していらっしゃいますが、その研修のお手伝いとして、垂水市の「たるみず畑」竹之内敬子さんを講師に迎え、加工食品事業の実際について、根掘り葉掘り教えていただきました。
たるみず畑さんではいんげん、姫甘えびなど垂水市の生産物を用いた加工食品を製造販売されていますが、そのうち姫甘えびは錦江湾の深海で獲れたもの。錦江湾は深さがあり、だから深海魚なども獲れるそう。
ちょうど先日、「錦江湾は東京湾と大きさがほぼ同じなんだが深さは倍ある」と聴いたばかりでしたので、その海の深さも、地域ならではの水産物・海の恵みにつながっているんだなあと思った次第。なるほど、東京湾では深海系海老を使った○○のような話を聴いたことはありません。
錦江湾ならではの価値として「海の深度」というものに目を向けてみると、新しい切り口が見つかるかも。地域の地形的・自然的特徴を再度学んでみようと思っています。