台湾出張レポート5.22&5.29w
1:台湾出張行ってきました
2:注目ニュース
3:日々雑感~10期が始まりました
1:台湾出張行ってきました
4泊5日の台湾出張に行ってきました。コロナ禍も収束に向かい、ここ鹿児島においてもインバウンドの戻りを目の当たりにするなか、商品の在り方についての売場視察とデザイン事情ヒアリングの2つの目的のための出張です。
台湾デザイン研究院という政府機関の方にお話を伺いました。濃密な2時間弱でしたが最も感銘を受けたことをご紹介します。
タピオカドリンクや台湾カステラが流行っていたことはご存じの通り。その他「台湾雑貨・インテリアはかわいい!」など台湾デザインはここ数年、注目の的となっています。そのトレンドの底流に政府としての取組があったことがわかり、「まぐれのブームではなく、価値の体現・伝え方に注力し続けてきた結果のブーム」と理解しました。
何事も取り組んでるところに風が吹くんですね。その他台湾のデザインアワードの展示会も開催されており、たっぷり台湾デザインに浸りきった一日もありました。
また鹿児島はお茶処。弊社にもお茶に関するご相談は多くいただいております。ですが商品そのままでデザインだけ変える…ではなかなか思う成果には至りにくいため、たとえば伝統的な台湾茶はどのような方法で紹介しているのかを知りたくて体験してきました。
2時間たっぷり卓上だけで、まったく飽きさせず、理解・体験方法も独自に生み出した方法で、よく練り上げられたプログラム。たっぷり2時間飽きさせない…というのはなかなかの強さのコンテンツということです。
昨今もてはやされる「ストーリー」という言葉がまとわされてしまったイヤな軽さとはちょっと違う、「商品を理解する体系」ではなく「楽しみ方を体感する体系」とした組み立て。簡単には咀嚼できませんが、その分強度のある熟成ができそうです。
最後にくら寿司のお話を。5月初め、台湾の高雄市に「くら寿司」のグローバル旗艦店がオープンしました。クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和さんが監修していて、台湾ではお寿司が大人気と聞いたので、どんなふうな受け止め方かをしりたくて新幹線にのって高雄まで。
開店20分後に到着しましたがすでに長蛇の列、1時間半待っても順番が来ないため聞いてみたら「241分待ち」とのこと。
スタッフさんたちも山ほど押し寄せるお客様にとても感じよく丁寧に対応されており、サービス体験も重視していることも感じられました。
このエネルギー、お店側もお客さん側も、どちらも久しく見てない温度。熱気にあてられました。
百貨店から路面店まであらゆる売場視察も行って、店舗構成とパッケージデザインの組み立て方にも感じるところ多々ありました。
2年以内に2回目の台湾出張を展示会に合わせて行いたいと思っています。
2:注目ニュース
台湾ネタが長かったので1つだけご紹介。
●新規顧客・販路の開拓は道半ば、課題は人材不足~中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」 2023年4月度調査レポートの公表~
「新規顧客・販路開拓」に取り組んだ成果№1は「新たな顧客ニーズが把握できたこと」。動かないとニーズは見えないんですね。
→記事はこちらから
3:日々雑感~10期が始まりました
6月1日は弊社・株式会社STUDIO Kの新年度始まりの日。第10期が2023年6月1日、スタートしました。
2007年に個人事業主として創業、2014年に法人化しましたが、(最初思ってたより長くやらせていただいて、ありがたいことやわぁ)な気持ちです。いつもほんとうにありがとうございます。
10期といえば一世代、この期は良い取り組み方をしたいと考えています。
これまでも大変お世話になっております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。