アンテナショップ、飲食部門は鹿児島がトップ～2.16
１：【映画】ちゃわんやのはなし～四百年の旅人
２：【ニュース】鹿児島遊楽館、レストラン売上トップ
３：【法改正】食品衛生法改正の営業許可～漬物、水産食品等
１：ちゃわんやのはなし～四百年の旅人
映画をみてきました。『ちゃわんやのはなし-四百年の旅人-』
日置市東市来町美山にある沈壽官窯。朝鮮半島をルーツとする沈壽官窯の４００年の歴史をたどるドキュメンタリー映画が現在ガーデンズシネマ（マルヤガーデンズ内）で上映されています。
季節に一回は通う日置の美山・沈壽官窯の収蔵庫。ですので収蔵品それぞれのすばらしさ、おもしろさはかなり知ってるつもりですが、そこに歴史的縦糸・地理的横糸が目に見えて通っていくようなドキュメンタリー映画『ちゃわんやのはなし』でした。次回は収蔵庫の見方が変わります。
しかし12代。江戸→明治の激動期の舵をとり、乗り越え、道筋をつけ…。稀代の名経営者で中興の祖だと思ってたけど、美術品クラスの焼物を生み出せるアート&技能集団を形成してたとは…。
薩摩焼の人材育成や模倣品対策にも熱心だったことがわかる文書も展示されています。映画も収蔵庫もおすすめです。
２：【ニュース】鹿児島遊楽館、レストラン売上トップ
自治体が設置するアンテナショップの調査結果（2023年４月実施）が一般財団法人地域活性化センターから発表されました。
要旨としては
◉コロナの影響から売上が回復傾向にあること
◉広報・PRではSNSの活用、決済ではキャッシュレス導入が増えていること
◉店舗リニューアルもここ５－６年増えていること
などが報告されています。
売上７億以上は北海道どさんこプラザ有楽町店・ひろしまブランドショップTAU・銀座わしたショップ本店の３店。不動の３強ですね。
かごしま遊楽館については
◉物販売上は４億円代
◉飲食売上は２億円超でトップ
とのこと。「いちにいさん」のそばつゆ仕立ての黒豚しゃぶしゃぶ、人気なんですね。
３：【法改正】食品衛生法改正の営業許可～漬物、水産食品等
2021年６月１日から食品衛生法が改正され、いわゆる許可業種が変更になりました。漬物製造業・水産食品製造業・密封包装食品製造業（レトルト、缶詰、瓶詰等）・食品小分け業等がその対象となり営業許可が必要に。
その３年間の経過措置が終わるため、今年2024年５月31日までに営業許可の取得が必要です。
営業許可には食品衛生責任者の設置やHACCPに関する取り組み、基準を満たす施設等が必要となるため、高齢等の理由とともに廃業を考える方もいらっしゃると聞きます。
もったいない、残念だと思う気持ちと、たとえば浅漬けでの食中毒事件等は毎年発生しており、人の口に入る食品を製造する以上、求められる衛生管理基準があるのもやむなし‥とも感じます。
特に道の駅や物産館等で今年６月以降、商品ラインナップの変化もありそうです。