観光にまつわる2つの話題~5.9
1:外国人観光客を意識したパッケージデザイン
2:カップヌードルにみるブランド体験
1:外国人観光客を意識したパッケージデザイン

NHKさんが面白いニュースを扱っていらっしゃいました。
「コンビニ 外国人観光客向けに商品の英語表記など販売工夫」というタイトルで、大手コンビニさんがが商品パッケージの一部を英語にすることで、インバウンド消費を取り込もうとしているという内容です。
→記事はこちらから。
外国人観光客向けに、商品名をアルファベット表記にしたり、まとめ買いニーズに応える袋詰め商品を増やしたりしているとのこと。
そこでセブンイレブンで、インバウンド消費に強そうな抹茶スイーツを見たところ、他のPB商品に入っている英語説明表記とは明らかに違う筆記体大振りMACHAを見つけました。チルドスイーツのうち抹茶系3点ともにその表記が。
鹿児島中央駅や天文館で外国人観光客の方を見かける機会はコロナ明けから一気に増えています。地場の特産品としてもこの流れ、採り込んでいける商品もありそうです。
2:カップヌードルにみるブランド体験

横浜出張の折、カップヌードルミュージアム横浜に立ち寄ってきました。場所はパシフィコ横浜や大型外資ホテルが集積するみなとみらい。横浜観光時を来店機会とする立地です。
世界初のインスタントラーメンを開発した創業者の名を冠した安藤百福発明記念館がサブタイトルとなっている通り、
・インスタントラーメン ヒストリーキューブ:歴代商品がパッケージ違い含めてずらずらずらっと展示
・百福シアター:チキンラーメンの発明物語を百福さんキャラクターがわかりやすく紹介してくれる動画
・百福の研究小屋:チキンラーメンを開発した小さな研究小屋を忠実に再現
・クリエイティブシンキングボックス:安藤百福さんの言葉や思考、行動から発明のヒントを展示
・安藤百福ヒストリー:全長58メートルにわたって安藤百福さんの発明と事業の歴史を展示
・ワールド麺ロード:安藤百福さんが麺のルーツを探して旅した時に食べた世界の麺を食べられる場所
・マイカップヌードルファクトリー:自分オリジナルのカップヌードルを作れる場所
・チキンラーメンファクトリー:チキンラーメンを手作りできる工房
とかなりたっぷり、しっかりした内容。展示・見せ方も非常にすばらしく、ビジュアル的にも非常に面白い物でした。

中でも驚いたのは「マイカップヌードルファクトリー」の熱狂に包まれた混雑状態。世界中の人が丸いテーブルを囲んで、自分のカップヌードルを作っています。ざっと200人の座席に対し、その倍の人が順番を待っていました。
どの国の人も年齢の人もとても楽しそうにワイワイガヤガヤ、カップヌードルはほんとうにグローバルブランドなんだと実感させられたミュージアムでした。自分の好きな、もしくは知っている商品に”関わる”ことはとてもわくわくする体験なんですね。ブランドというのは詰まるところ「体験」だと…。
横浜に行く機会がおありでしたらぜひ立ち寄ってみてください。