ナカシマ日記 鹿児島ラーメンと寿司としゃぶしゃぶ
7月14日(土)
久しぶりにお仕事で早朝から中央魚類市場へ。カランカランと鈴の音を聞きながら、今が旬の秋目産のきびなごなんかを見ていると、この規模の魚市場があってよかったなと思う。水産資源の枯渇・保護に関する記事を時折目にするが、いつまでもおいしい魚が手に入る鹿児島であってほしいと、魚マニアとしては切に切に願うばかり。
7月15日(日)
移動の途中で隼人のラーメン屋さんにて昼食。いわゆる町ラーメン。オープン10分前に到着したがオープン時点で10名強の行列、そして開店後15分で満席。年配の方からサラリーマン、子供連れファミリーまで幅広い地元の人に愛されている様子が感じられる。こういうお店が存在してて、親になっても孫ができても連れていけるというのは、人生におけるとても幸せなできごとに違いない。隼人の人たちは幸せものだ。
最近のらーめんブームのものとは一線を画す安心感あるこの佇まいと味。家族によると昔からある鹿児島のラーメンの懐かしい味がするとのこと。メニューもラーメン(大中小)、チャーシューメン(大中小)のほかはごはん、ビール。のれんに「ラーメン専門」とうたう意味がよくわかる。ふつうのラーメンですらチャーシュー5枚。チャーシューメンだと何枚乗ってるんだろう…と素朴な疑問がわく。
7月16日(月)
採用のための情報発信やメディア設計の打合せ。企業のまわりに濃くも薄くも「理解してくれる人の層」を作っていく重要性は加速度的に増している。SNSで発信しよう!とかそういうレベルを超えて、社会とコミュニケートできない会社は存在できないのだ。
7月17日(火)
宮崎で60分×6セットの打合せを朝から立て続けに実施。大切なことはチーム別に、相手のミッションに合わせ、相手の文脈に載せて伝えることが大切だと思っているので、ある意味肝になる時間なのである。ここからいろんなことが動き始める。
7月18日(水)
鹿児島では島津のお殿様の何かしらのエピソードにもとづくらしい、六月灯という行事が地元神社でも行われる時期。ではあるものの、とあるファミリー行事があり、神社をすうっと巡ってから寿司屋に向かう。好みをずいぶんとわかってくれているので、安心しておまかせにできる。たとえばあなご好きな私には穴子は二貫とか、酢じめのものがタイミングよく入るとか。こんなふうなセミカスタマイズをしてくれるから通う意味も増すと言うもの。大量消費商品とオーダーメイド商品のあり方について考えることが最近はとても多い。
7月19日(木)
7月20日(金)
鹿児島の食とデザイン2018のオープニング・セミナーの日。5月から全力でプログラム化してきたものが具現化される初日である。第1部は講演、第2部はQ&Aセッションという形式は本事業の定番。Q&Aでは鋭い質問が会場から多く集まり、恐らく過去最高の質問数ではなかったか。それに全力で真摯に答えてくださるあみだ池大黒・小林社長。新商品の作り込み、パッケージの作り込み、そして世の中リリースの作り込み、すべてしっかりと事前に描きあげた構想に基づくものだとわかる。想定以上の売上なんて、偶然で生まれるわけではないのだ。
そして夜はお礼の気持ちを込めて、鹿児島が誇るしゃぶしゃぶ屋「福わらじ」さんで会食。豚の白身のお話をしたり、あみだ池大黒さんでの採用活動についてお伺いしたり、本当に有益な時間を過ごさせていただいた。講演・会食と教えていただいてばかり。ありがとうございました。