PRを学び直すためのPRプランナー資格受験 3:2次試験の準備と試験編
▶▶▶このシリーズは5つの記事で構成されています
1:私の受験スケジュール編
2:1次試験の準備と試験編
3:2次試験の準備と試験編←今回はここ
4:3次試験の準備と試験編
5:この試験を受験して。CBT方式も編
【3:2次試験の準備と試験編】~PRプランナー試験
1)2次試験のテキストと章立て
2)2次試験申込
3)2次試験に向けた準備
4)マイ時事表
5)2次試験受験
6)2次試験結果
1)PRプランナー2次試験のテキストと章立て
資格試験を行っている公益財団法人 日本パブリックリレーションズ協会が編著者となっている『2022-2023年度版 広報・PR実践 PRプランナー資格認定制度 2次・3次試験対応テキスト』(2600円+税)が公式テキストです。(非公式テキストが存在しているかどうかは分かりません。)
2次試験は科目A~D 各25問、科目A+B 80分、科目C+D 80分の計160分。
科目A:企業経営と広報・PRに関する知識
科目B:マーケティングと広報・PRに関する知識
科目C:コミュニケーションと広報・PRに関する実務知識
科目D:時事知識
2次試験部分のテキストは以下の13章の組み立てになってます。
科目Dの時事知識はテキスト無しなので、自分で勉強するしかありません。
◉科目A 企業経営と広報・PR
第1章 経営環境の変化と広報・PR
第2章 CSRと広報・PR
第3章 インターナル・コミュニケーション戦略
第4章 IR活動の実務
第5章 グローバル広報の実務
第6章 危機管理広報の実務
◉科目B マーケティングと広報・PR
第7章 マーケティング・マネジメント
第8章 マーケティング・コミュニケーションの実務
第9章 マーケティング・コミュニケーションの潮流
◉科目C コミュニケーションと広報・PR実務
第10章 メディアの種類と特性
第11章 メディアリレーションズの実務
第12章 自社メディアの活用
第13章 広報・PR戦略立案の実務知識
2)PRプランナー2次試験申込
申込は公式サイトの専用ページから。受験料は17,600円(税込)。
1次試験同様、PRプランナー協会での仮申込とCBTSサイトで本申込と2段階あります。
3)PRプランナー2次試験に向けた準備
2次試験の9~12月にかけては繁忙期にかかってくるので、2次試験範囲の全テキストを洗うような方法はやめました。
1次試験の勉強をベースにして、実務ゼロで弱いとわかってる第4章・IRと第5章・グローバル広報だけを、重要なところをメモとりながら通読し、時事問題の対策に9割の時間を注ぎました。
そう、ひたすら半年分の時事ニュースに取り組みました。
4)マイ時事表
時事問題はジャンルはすべて、試験時期により対象期間が決まっています。
政治・経済・国際・社会・文化・スポーツ・芸能
時事問題の出題範囲は、
5月実施の前期試験では試験実施前6ヵ月(10月~3月)
11月実施の後期試験では試験実施前6ヵ月(4月~9月)
時事問題のむつかしさは「テキストが無いこと」に尽きました、私の場合は。
「テキストが無い」ことは、「ここまでやったら大丈夫」が無いということです。どこまでやってもまだ漏れてる気がする…その感覚がずっと付きまとっていました。
政治・経済・国際・社会・文化・スポーツ・芸能の一般紙半年180日分全ページ全段対象でやるという…。
さてさてどうしようと思って、まずはこの期間の時事ニュースを集めることに。
①新聞ダイジェスト(新聞ダイジェスト社)の該当期間分6冊
②公務員試験対策のWEBページを検索
これをネタ元として、1次試験時にエクセルで作った「マイ年表」のように、「マイ時事表」を作成しました。
縦軸は月単位、横軸に「ロシア・ウクライナ/国際政治/政治/外交・国防・安全/円安・物価高・金利/経済・産業/法制度/コロナ/社会・スポーツ・芸能」の9項目で、せっせと表形式で入力してきました。
時期的に「ロシアのウクライナ侵攻」「その影響による物流難物価高と国際政治」「コロナ」あたりは時事ニュースとしてのボリュームが多い所でした。
その後は、模試形式で練習。
①公務員試験対策のWEBページ
②中学生の定期試験対策のWEBページ
なんかで集めて練習させていただきました。助かりました、ほんとうに。
問題で間違ったところはマイ時事表に書き込んだり、関わりを確認したり。非常にアナログな手法ではありますが、1ページあたりA3×6か月としてまとめたマイ時事表を横に並べて流れを確認したりと、閲覧性高いところは今回役立ったポイントです。
苦手だった項目については、別途
「各国・組織首脳代表者名一覧」
「国際組織などアルファベット略称一覧」
なんかも作ってここはとにかく暗記につとめました。
幅があるニュースのファクトを押さえていくのは、けっこう大変でしたね。
ちなみに一番苦手だったのは、ボクシングと野球ネタです。ボクシング団体の略称は最後まで覚えられませんでした。WBA、WBC、IBF、WBO。これがまたWHOとかとごっちゃになる・・・。
野球に至っては、今回のWBCで初めて村神様のお顔を拝見しました。
ではありますが、時事ニュースに敏感であることは、PRパーソンにとって必要なことだというのはよく理解できます。人によってはボクシング団体も必要だし、試験にもでた「日本大学の新しい理事長」みたいなことも組織のガバナンス視点では関係するでしょう。
この時にまとめて国際政治や経済を深く勉強したので、そのあと各種ニュースの理解が速くなったというのは事実です。試験勉強いいことあるんです。
しかし、他の方はどうされたんでしょうかね。一度読んだら覚えちゃうんですかね。「毎日新聞読んでるから大丈夫」という人は本当にすごいなあ。心から尊敬しちゃう。
5)PRプランナー2次試験受験
方式は1次試験とCBTの選択方式で同じなので、2次試験段階では一度経験済。そんなに慌てることなく受験できると思います。
とにかく時事問題でどの程度できているかの見切りができない不安感…。
勉強を頑張るためにぶら下げた「人参」は試験当日のお寿司。最高の味、時間、解放感満点でした。
6)2次試験結果
12月受験でもやもやしたまま年末年始を過ごし1月半ばに合否発表。
「合格」の文字を見た時は「時事問題から解放される」とほんとうにほっとしました。
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今回はここまで。
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