《パッケージデザイン》ネット通販におけるパッケージデザインとは?

▶ネット通販でパッケージデザインの役割を果たすものは?
パッケージデザインは、モノがあふれる現在の売場において「わざわざその商品を選ぶ理由」を表明するものだというのが昨日のお話。では、売上が増え続けるネット通販・ECにおいて、「わざわざその商品を選ぶ理由」を表明し、店頭におけるパッケージデザインの役割を果たすものは何でしょうか?

▶ネット通販でお客様と出会うルート
ネット通販では、たとえばこんな風に商品と出会います。
①売場を選ぶ(楽天等のモール?個店?検索して探す?)
②商品コーナーにたどり着く(食品?インテリア?)
③どの商品にするか検討する
④購入する商品を決定する

もちろん、マスメディアやSNS、クチコミで商品を知っていて、「指名買い」する場合もありますが、そうでない場合は概ね上記の流れをたどるはずです。

▶売場選びか商品選びか
リアル店舗では上記①は店選びとなります。スーパーAに行くか、スーパーBに行くかというのと同じこと。つまりこの段階では「商品選び」ではなく「売場選び」となります。自社でECサイトを運営している場合は、この段階で選ばれることが成果に直結する重要なポイントなんですが、これはまた別の機会に。

▶商品選びは現代のストレスの一つ
さて売場を選んだら、次は商品選びです。多様に並ぶ商品すべてをチェックして商品選択をする人はいません。たとえばスーパーの豆腐売場で数多並ぶ豆腐すべてを手にとって、購買検討する人はいないということです。

商品があふれる現代において、信頼できる人(識者、メディア、知人)のクチコミが重視されるのも、この商品選択における複雑性を減らすための方策の一つです。この複雑性は購入に伴うストレスとも言われていて、たとえば商品購入の相談にのるコンシェルジュ機能を付帯させる店舗・サービスが増えているのもこのストレスに対応する側面を持っています。

気持ちよく、スムーズな購入体験は良いブランド選好にもつながります、がこれもまた別の機会に。

▶商品選びの検討材料を提供するのが「第一着目」
こんな風に買い手は購入時の時間的・心理的負担と購入後の後悔をいかに減らすかを無意識にも考えながら行動しています。

そんな時に最初の比較検討枠に入るために注目したいのが「第一着目」。売場を一瞥したときに目に入る、目に留まることが購入確率を圧倒的に上げることになります。中小製造業の販売数量増には、けっこうな効果を発揮するポイントとなります。

▶第一着目が購入確率を劇的に上げる
たとえば前述のスーパーの豆腐売場に20アイテムの豆腐があるとします。平均して購入されるとなれば購入確率は5%となるわけですが、現実的には「平均して購入される」ことなんて有りえません(だから売上順位が存在し、売上ランキング情報がもてはやされるのです)。

ですが最初に売場を見渡した時、気になった3アイテムの中に入ることができれば、比較検討後の購入確率は3分の1、33%までアップするわけです。

▶第一着目を作り出すもの
この第一着目を作り出すのが、購買検討の場が店頭の場合だとパッケージデザイン、ネット通販の場合はサムネイル(一覧画面で出てくる小さな写真)や商品タイトル等。つまりパッと見で目に入る情報の適切さによって、5%と33%の分かれ道になるのです。

▶戦略的な販売スタイルが購買確率アップの鍵
このように考えていくと、この第一着目の重要性を知っていて、戦略的に第一着目を作り出すことができる会社は、店頭でもネット通販でも良い販売結果を得やすいということになります。



第一着目の重要性はわかったけど、
商品を買うのって楽しいよね?なんでストレス?
それに第一着目を獲得するにはどうすればよいの?

続きは明日。