《パッケージデザイン》なぜパッケージデザインが重要なのか?

▶パッケージデザインを戦略的に取り組みたい会社が増えている
地域発の商品に注目が集まるようになって10年弱。この期間、弊社でも「パッケージデザイン」をテーマとするセミナー・研修が増加してきました。

▶地域資源活用促進法・6次産業化地産地消法とパッケージデザイン
その大きなきっかけになったのは
2007年 地域資源活用促進法
2010年 6次産業化地産地消法
の2つの法律ではないかと考えています。地域にあるものを生かした産業の活性化、素材出荷だけではなく高付加価値化を後押ししようとするこの法律で、今まで地域内販売が中心だった人たちが地域外販売に興味を持ち、農畜水産物を生産していた人たちが加工・販売をしはじめたからです。

▶「地方」が現況打開の切り札に
これら法律だけではありません。2014年の消滅可能性都市・地方創生が取り組む気分を醸成し、一方生産者・製造者と消費者を結ぶ小売店でも他店との差別化ニーズが強まったことでローカル・プロダクツを求める流れが強まったなど動きがありました。つまり国政においても地域行政においても、そして小売店においても「地方≒ローカル」が課題山積の現在の状況を打開するテーマ、及び解決策の一つとして捉えられるようになってきたわけです。

▶それまでのパッケージデザイン
ナショナル・カンパニーのプロダクツにおいては、広告・販売・営業計画のもと相当戦略的に取り組むスタイルが定着していましたが、ローカルにおいては、そういう動きをとるケースはあまり多くありませんでした。

これまでに伺った話でご紹介すると
「◯◯っぽくした、と印刷会社の人に言われた」
「売れてる◯◯に似た感じにしようという話になった」
というのが、取り組みスタイルの2トップ。ある意味、商品の個性や販売に向けての布石としてパッケージデザインをしたわけではなく、「何かに似ている、何かと同じ感じ」が基本スタンスだったようです。

▶◯◯っぽいデザイン、の何が悪いのか
商品は不足している時代は、「商品の存在自体が消費価値」となるため、パッケージデザインが販売における重要性は今ほど高くありませんでした。「モノが有る⇒買う」だったからです。

しかし今の小売店は「モノ余り」と言われる状況になっています。棚には同種の商品が山程並び、もはや高齢者にも当たり前になったネット通販では、この世のほとんどの商品をチェックすることもできます。消費者は「モノが山程有る⇒選ぶ⇒買う」というプロセスを踏みます。情報が山程手に入るネット時代の利便性は、「選ぶ」という段階を劇的に複雑化しました。

▶選択タイミング
だからその前に選んでもらうために、ブランディングやパブリシティ等の重要性が高まっている側面もあるわけです。同時に「選ぶ理由が無い没個性なもの」は、選択されない・購入されないということになります。

何かに似た商品は、わざわざ選ぶ理由が無い、のです。

▶購入理由を見える化するパッケージデザイン
つまりパッケージデザインは、小売店店頭を中心として、購買意欲がある人に、購入理由を見える化して伝達する役割を持っています。◯◯っぽいデザインでは、小売店店頭においてその役割を果たせないことはおわかりいただけると思います。



でもそれはパッケージデザインだけでしょ?
ネット通販・ECでは関係ないよね?
パッケージデザインのセミナーでよく頂くご質問でして、その通り!なんです。だけど購入場所ごとにパッケージデザインと同じ役割を果たしているメディアがあるんです。

続きは明日