《中小企業の採用4》転職者の仕事探しと企業情報

▶「自社サイト」と「第三者による求人情報まとめメディア」
マンパワーグループの2015年8月調査(3年以内転職経験有り18-60才、801人)では、転職者は以下のような情報メディア・応募メディアを使っていることがわかりました。

▶転職時の募集情報収集媒体とは?
「転職しようかな?」と考えた時に、企業からの求人情報をどこで知っているか、というものです。上グラフの紺色の帯となりますが、①ハローワーク、②求人サイト、③企業ホームページ・求人誌がベスト3となっています。ハローワーク・求人サイト・求人誌の3つはいわゆる転職情報がまとめられた媒体・メディアのことで、自社以外の第3者が運営しているもの。イメージとしては「社名や募集職種、給与・福利厚生」などが一覧のようにズラズラと並べてあります。一方で「求人サイト」は自社が開設し情報編集・発信するWEBサイトのこと。前者の求人まとめ媒体では規定項目だけの記載となりますが、求人サイトは自社サイトなので、自由に書くべきことを書き、ストーリー性をもった作り込みも可能で、必要なタイミングに応じて更新をかけていくこともできます。

▶第3者まとめメディアと自社の採用サイトをどうつなぐか?
いくら求人を出しても、自社の採用サイトを作成しても、見てもらえなければ意味がありません。まとめメディアは見きれないほどの量の求人が掲載されているので、そのすべてを閲覧する転職者がいるとは思えません。条件検索などで気になったところだけを見るというのが現実でしょう。一方、自社の採用サイトに転職者が訪問するのは、①キーワード検索(鹿児島県 求人 中途等)、②他メディアでの案内(第三者まとめメディア、SNS、クチコミ等)が基本。自社の採用サイトでは、「どういうルートでこのサイトを訪問してもらうか」のルート設計が非常に重要になってきます。

▶企業ホームページ・採用サイトは必須

もう一つデータを見てみましょう。これはエン転職インターネットアンケートによるものですが、上位3つがずば抜けて多く、企業ホームページ+採用ページを準備することは、こちらの調査でも明らかです。もうひとつ口コミサイト・検索については第三者メディアとなり、ある意味、ナマな情報を求めて確認していることが伺えます。こちらは第三者サイトなので、企業側で不利になる情報を変更することは基本できません。逆に、企業ホームページもなく、クチコミサイトだけで情報を確認した転職者が、その会社を志望する可能性があるか?と考えると、会社イメージもわかず、情報提供しようという姿勢もない企業ということになりますから、その可能性はほぼゼロと言ってもよいのではないでしょうか。

▶転職組はリテラシーもある
転職者は一定の社会人経験があり、自身の経験と照らし合わせて、志望先情報を判断する力がある人とも言えます。一定のビジネススキルもある人たちですから、自社の情報をきちんと開示し、判断してもらえる環境を整備しておくことは、必須といえるでしょう。

高卒生、大卒生、転職者ともに、中小企業に関しては、企業情報が不足している、または、企業情報がまとまったサイトが必須であることがわかりました。ではより納得のいく採用活動を考える際には、どんなプロセスを踏めば良いのでしょう。

続きは明日。